直樹の人生
2017-04-16 水が大嫌いだった私がサーフィンにはまった理由
私の趣味はサーフィンです。およそ6年ほど前からはじめました。
きっかけは、当時お付き合いをしていた今の主人がサーフィンをしていたから。
だけど私は極度の水嫌い。
子供の頃はプールの授業が嫌いで、「入りたくない」と泣いたり、体温計をわざと擦って熱があるからとプールの授業をさぼるような子供でした。
なぜそんな私が嫌いな水と関わるサーフィンにはまったのか。
それはサーフィン独特の感覚にあります。
一言で言うとサーフィンは自分の力だけで波に乗らなければなりません。
船にはエンジン、ボートにはオール、ウインドウサーフィンには帆と何かと道具が必要になります。
しかし、サーフィンはパドルと言って、サーフボードの上にうつ伏せに寝転がってクロールするように水を掻き、波に乗らなくてはなりません。
またこのタイミングがとても難しいのです。
パドルの力が弱ければ波に置いていかれます。逆にパドルが強すぎればいつまでも波より先に進んでしまい波に乗ることな浜辺に到着。
そして波のサイズにも影響を受けます。波が大きすぎるとその分波に飲まれてしまうという危険のリスクは上がり、小さすぎると波の力が弱くサーフボードを押してもらえない。
正直、六年近くサーフィンをしていて本当に楽しくサーフィンをできたのは数えられるくらい。
じゃあなぜそんなスポーツを?と思われるかもしれません。
しかし、「そこ」こそがサーフィンの一番の魅力なのです。
波の大きさ、天気、風の向きなど自然を相手にするため、いつでも必ずできるスポーツではない。だけど、その自然とうまく付き合えたときだけに感じることのできる波に乗るという感覚。
これはどんな言葉でも表現しきれない感覚です。
その感覚を知ってしまった私は、あんなにも嫌いだった水が顔に掛かろうと全く気にならなくなりました。
それだけ波に乗ったという感覚は私には魅力的だったのです。
泳げないから、水が嫌いだから。そんな理由で興味があるのにサーフィンを遠ざけてしまっている人がいるなら、是非一度挑戦してみてください。
きっとそんなこと気にならないくらい自然に癒されるはずです。[大][特大][大]