鍼灸垢アスタリスクふたつブログ
キリスト起業 すぐ救うピザ、すぐ助けるピザ、すぐ治すピザを30分以内にお届け。
2024-02-15 超短編小説「猫角家の人々」その54

さて、話を少し遡ろう。

「Kは、ジャーナリストになる以前、自分が勤務していた民間企業で引き起こされた「連続保険金殺人事件」を追及してきた。具体的な5つのケースの保険金殺人事件を追いかけたのだ。傍系会社の作業所で、作業者が作業用エレベーターに挟まれて死んだ。同じ傍系会社の工場に勤務する独身者が誰かと飲酒後、突然死した。恐らく、VXガスなど使ったのであろう。VXガス?つまり、この会社には、上九一色村で摘発されて逃亡した「オヲム」が巣食っていたということだ。逃がしたのは、警視庁内部の裏社会組織であったが。会社と幹部は、Kを三人目の犠牲者にしようと企んだ。恐らくオヲムへの上納金を稼ぎ出すためだったであろう。だが、Kは彼らの企みを察知し難を逃れた。」

この、ジャーナリストKの話には、続きがある。

Kは、勤務していた機械メーカーで、傍系会社の社員の保険金殺人に遭遇した。二人が殺され、三人目にノミネートされたのが、Kだった。だが、幸いにKは、会社内部の犯罪チームの目論見を察知し、辛くも魔の手から逃れた。会社は、オヲムに恫喝され、舎弟企業化していた…..。

会社にオヲム信者から、機械設備を買いたいと「オヲム」を名乗って問い合わせがあった。当時、既にオヲムは社会問題化していた。なぜ、オヲムはわざわざ、教団名を名乗ったのか?会社の幹部に「恫喝」を与えるためである。

ムサシ・マシナリーのすぐ隣のアパートにオヲム信者複数が暮らしだした。ムサシ・マシナリーの敷地内をサマナ服のまま通り抜ける。わざと敷地に入り込むことで、会社のトップにプレッシャーを与えているのだ。そして、警視庁の警官が四六時中、アパートの脇に警察車両を止めて監視した。

オヲムは、ムサシ・マシナリーを舎弟企業化しようと画策していたのだ。そして、ムサシ・マシナリーは見事にオヲムの軍門に下った。舎弟企業は、オヲムへの上納金を捻出するため、Kを殺害して団体保険を手に入れようと企んだのだ。

Kに対する殺害工作は、ことごとく失敗した。一味は、Kの自家用車に毒ガスを仕掛けた。Kは、視覚などに軽い症状を自覚して難を逃れた。その時の後遺症で、脳細胞の一部が壊死しているかもしれない。Kは、自分が死んだら、解剖して脳を調べてほしいと希望しているという。もしかしたら、壊死した脳細胞の代わりに、使っていなかった脳細胞が活性化して、「スーパーマンK」が誕生したのかもしれないのである。

また、一味は自家用車のタイヤに細工した。ダイハツ・ラガー2.8リッターディーゼル車は、空気が抜けるように細工されたタイヤのまま、東名高速を70キロ、毎時100キロの速度で走り切ってくれた。Kの乗用車は転倒することもなく目的地にたどり着いたのだ。

会社で出されるお茶の異様な味に気が付いたのは、「あれ」が混入され始めてから一か月もたったころだったろうか?調子が悪いのを自覚していたK。お茶を飲まなくなったら、体調が戻ってきた。あの頃、なせか、あてもなく太陽の下を歩き回っていた。それが、最善の治療方法だったのだろう。一味は、Kを殺すことを諦めたようだ。

オヲムに操られた社長、カトウ某は、会社を去ると決めたKを応接室に呼んで、切り出した。「君も会社を辞めれば、生活に困るだろうから、どうだい、この病院に行ってみないかい?ここで、診察を受ければ、傷病手当金が受けられるんだ。」少し考え込むKの眼差しに「疑惑」が浮かんだように思えたカトウ某は、狼狽して思わず口走った。「あ、いや….この、病院でなくてもいいんだよ。」カトウ某の心の動揺を見て取ったKが、カトウの指定する精神病院に行くことはなかった。もし、カトウ某の言う通りにしていれば、Kは、精神病院で拘束され、「死亡退院」させられていたであろう。そして、団体保険金が、会社に…..。

それにしても、なぜ、Kはたまたま、オウムに乗っ取られた企業などに在籍してしまったのか?

たまたまではない。天の配剤なのである。この会社にいたからこそ、オヲムの深い闇、そして、この世の深奥の構造を、Kは知るに至ったのだ。その後の一連の告発活動の原点が、このオヲム舎弟企業にあったのだ。Kが生涯を掛けてなすべき「仕事」は、この時点で「天」によって定められていたのだ。

オヲムの上九一色村の強制一斉捜査の直前に、オヲム施設から車両の列が出てきた。待機する警視庁の部隊は、なぜか、この車両の列を摘発せず、見送った。「見逃す」話がついていたのだ。警視庁は、S禍学会の支配下にあり、オヲムもまた、S禍学会の監督下にあったのだ。指揮系統が同じなのである。車両の列は、どこかに消え去った。追跡者は、車両の姿を見失った。オヲム車両は、秘密裏に埼玉を目指した。そして、Kのいた会社の関連会社、ムサシ産業の倉庫に「荷物」は降ろされた。

オヲムは、AK74なる自動小銃を密造していたという。北朝鮮の制式銃弾が使用できるモデルだ。日本テロの実行には不可欠な武器だった。だが、強制捜査時、自動小銃の完成品は見つからなかった。信者は、「ダムに捨てた」といった。実際はどうだったのか?何故、警視庁はダムを浚って捜査しなかったのか?オヲムの車両に積まれた自動小銃は、埼玉の倉庫に運び込まれたのだ。

大量の「自動小銃らしきもの」の搬入に気付いた関連会社の工場労働者は、作業用エレベーターの事故で死んだことにされた。口封じである。倉庫の一部で火災が発生して、なにかが燃えた。消防署がいったんは鎮火したのに、あとから再発火し、全焼した。いな、全焼させたヤツがいる。自動小銃AK74は、今も温存されている。「オヲム事件の本番」に備えて、油紙に包まれて。

そして、オヲム事件の本番が開始されたとき、隠されているAK74は、日本各地に潜伏している2万人の北朝鮮工作員の手に渡るのである。(続く)観音懺法
我昔所造諸悪業 皆由無始貪瞋痴 従身語意之所生 一切我今皆懺悔

無上甚深微妙法 百千万劫難遭遇 我今見聞得受持 願解如来真実義

世尊妙相具 我今重問彼 仏子何因縁 名為観世音
具足妙相尊 偈答無尽意 汝聴観音行 善応諸方所
弘誓深如海 歴劫不思議 侍多千億仏 発大清浄願
我為汝略説 聞名及見身 心念不空過 能滅諸有苦
仮使興害意 推落大火坑 念彼観音力 火坑変成池
或漂流巨海 龍魚諸鬼難 念彼観音力 波浪不能没
或在須弥峯 為人所推堕 念彼観音力 如日虚空住
或被悪人逐 堕落金剛山 念彼観音力 不能損一毛
或値怨賊繞 各執刀加害 念彼観音力 咸即起慈心
或遭王難苦 臨刑欲寿終 念彼観音力 刀尋段段壊
或囚禁枷鎖 手足被杻械 念彼観音力 釈然得解脱
呪詛諸毒薬 所欲害身者 念彼観音力 還著於本人
或遇悪羅刹 毒龍諸鬼等 念彼観音力 時悉不敢害
若悪獣圍繞 利牙爪可怖 念彼観音力 疾走無辺方
玩蛇及蝮蠍 気毒煙火燃 念彼観音力 尋声自回去
雲雷鼓掣電 降雹澍大雨 念彼観音力 応時得消散
衆生被困厄 無量苦逼身 観音妙智力 能救世間苦
具足神通力 広修智方便 十方諸国土 無刹不現身
種種諸悪趣 地獄鬼畜生 生老病死苦 以漸悉令滅
真観清浄観 広大智慧観 悲観及慈観 浄願常譫仰
無垢清浄光 慧日破諸闇 能伏災風火 普明照世間
悲体戒雷震 慈意妙大雲 澍甘露法雨 滅除煩悩燄
諍訟経官処 怖畏軍陣中 念彼観音力 衆怨悉退散
妙音観世音 梵音海潮音 勝彼世間音 是故須常念
念念勿生疑 観世音浄聖 於苦悩死厄 能為作依怙
具一切功徳 慈眼視衆生 福聚海無量 是故応頂礼
爾時 持地菩薩 即従座起 前白仏言
世尊 若有衆生 聞是観世音菩薩品 自在之業 普門示現 神通力者 当知是人 功徳不少
仏説是普門品時 衆中八万四千衆生 皆発無等等 阿耨多羅三藐三菩提心