メロカクタスのみならず
メロカクタスのみならずです。
2017-07-27 腹巻き以外のアイテムとは
夏になると毎年、身体がどんよりと疲れます。外気温とエアコンの温度差などで身体の調子をくずしてしまいます。冬よりも夏の冷房の中のほうが辛い気がします。

私は軽い冷え性で、冬にはとくに両足のカカトあたりが冷えやすくなって困っています。

そこで数年前から夏にエアコンをつけて寝るときに「腹巻き」をして「靴下」をはいています。靴下はエアコンで足を冷やさないためです。

足裏には熱を放出するという役割もあるらしいので、起きたらすぐに靴下を脱ぐとか、冷房のないところでは素足でいるなど、気をつけています。

腹巻きでお腹を温めておくと、そのまま寝るよりも調子がいいです。暑いといつのまにか布団をはいでしまいますが、腹巻きはそんな心配もなく、貼り付いてとれませんからいいです(笑)。

腹巻きはお腹だけでなく体の後ろ側も温めるので、便秘、胃もたれ、下痢の改善にも役立つそうです。また、体温が上がると血流が良くなって、肌の乾燥やむくみが改善したり、基礎代謝が上がるため、太りにくい体になるんですね。

冷え性は薄毛も関係があるそうです。冷え性で血行が悪い状態だと頭皮にも栄養がいかなくなるのだとか。髪の毛の栄養は血液で運ばれるわけですから、血行不良になると栄養が頭皮に届かず、抜け毛がふえてしまうというシステムなんですね。

抜け毛や髪質の変化は加齢とともに起きるのでしかたないのですが、やっぱりなるべくなら豊かな髪で若く見られたいというのは、だれしも同じではないでしょうか。

それは私も同じです(笑)。最近、抜け毛が増えてきたということは、やっぱり血行不良はまだ改善されていないというわけですから、腹巻き以外のアイテムを探してみました。

すると、意外にも安上がりなアイテムを発見。「よもぎ」を使うことなんですね。

こちら「http://xn--n8jzajt7445d2ul.jp/」に出ていますが、「よもぎ」はお茶、薬草、お灸、お風呂、アロマと幅広く使えます。

しかも、雑草としていろんなところに生えていますから、お手軽ですよね。まずは乾燥させてお風呂に使ってみることにします。


2017-07-27 12:05 Permalink
2017-07-24 相手の分析
シゲルは真剣な表情でキヨシに言った。

「改めて頼みたい……。オレと勝負してくれ……おまえとなら、今日のムシャクシャした気分を吹き飛ばせる走りができそうなんだ。どうだ、受けてくれるか?」
「……わかった」

カズが驚いた。キヨシはこの男になにか、打たれたものがあるのか。単純にレースが好きなだけの男なのか。

シゲルの提案により、シゲルとキヨシは変則的な態勢でスタートラインについた。先にシゲルのバイク。シゲルのバイクの尻に、キヨシのバイクがぴったりついている。

参加させてもらえないカズが、ブツブツと憎まれ口をきいた。

「おそろいのレーシングつなぎかよ。おぼっちゃまはカッコいいねえ~」
「まあな……オレのホイール1本でおまえのバイクが買えるよ」
「くう~!くそったれがッ……」

そんな会話を聞きながら、キヨシはシゲルのバイクのホイールに目をやった。ヤツのホイールはマグネシウムか……。

さらに、うしろからシゲルを観察しながらキヨシは考えた。やせ型で身長も低い…体重はオレより軽いだろう…ホイールまでマグネシウムってことは、徹底的な軽量化か…。

シゲルの仲間がスターターの位置で説明した。

「時間は勝負がつくまで無制限!うしろについたおまえがシゲルを追い越したら、おまえの勝ちだ。シゲルがこのままおまえを振り切って離したら、シゲルの勝ちだ。いいな?」
「ああ」


2017-07-24 18:24 Permalink
2017-07-20 勝負してみるか
「なんだおまえ?ここの人間じゃねえな?」

カズがシゲルに聞いた。

「オレたちはこの時間から正式にここを借り切ってるんだ」

やばい空気を察して、キヨシがカズの腕をひっぱった。

「いこう、カズ」
「くそったれが……」

ここはキヨシに押し切られるカズだったが、そんなふたりをシゲルが止めた。

「待て…なにも立ち去れなんて言ってない。さっき、走りを見させてもらったが、おまえ、少しは走れそうだな」
「あたりめえじゃねえか。オレは世田谷最速の男――」

勘違いして答えるカズ。

「口だけ番長のほうじゃない。おまえだ」

キヨシに声をかけるシゲル。ガクッと落ち込むカズ。シゲルがふたたび言った。

「オレはシゲルだ……勝負してみるか?」
「応じるつもりはない」
「なに?」

そのとき、女の叫び声がした。シゲルの仲間のひとりがやや離れた場所から綾をつかまえてきた。

「この子、おまえらの知り合いか?」
「綾!」

綾はびっくりしてふたりに聞いた。

「こ、これ、どうなってるの?」

そのとき、怒りで顔を曇らせるシゲルが言った。

「連れてこい!」

そして、綾を連れてくる男を殴りつけた。

「!」

シゲルはキヨシに言った。

「こんなことをするのはオレの主義じゃない…すまなかった…」

2017-07-20 17:55 Permalink
2017-07-17 自分の手でつかまなくちゃならない
そのころ、レースを終えたカズとキヨシはコースのそとにバイクを停めて話していた。結果は言うまでもなく、カズの惨敗だった。

悔しかったが、カズはこんなすがすがしい気分になれたのは久しぶりだった。カズがキヨシに言った。

「おまえ、速いな………レーサー目指してるんだって?」

キヨシが苦笑した。

「まわりにはよく、雲をつかむような話だって言われるよ……オレの家は金持ちじゃないから、いいバイクもいい環境もこれから自分の手でつかまなくちゃならないよ……」
「まあ、家が貧乏なのはオレもおなじだな……」

「でも、まだまだ練習しないとな……いくら練習してもイメージどおりにできないときもある……そんなとき、オレなにやってるんだろうって思うよ……自分の信じた道を進むのがこわくなったりしてさ……自分の心のどこかにぽっかり穴があいたような気持ちになるんだ……」

ふいにカズが芝生に寝転んだ。月が見える。

「……いっしょに夢見るヤツがいれば、だいぶちがうんじゃねえか?」
「?」

「走るのが好きなヤツはひとりじゃねえよ……そのためのチームなんだ。どうだ、いっしょにやんねえか?」
「カズ…」

そのとき、教習所のライトがいっせいに点灯した!

「なんだ?!」

ライトを背に見知らぬ男が立っている。


2017-07-17 16:52 Permalink
2017-07-13 運命の交差
「オッケーです!あっ!裏で車に乗り込んだようです!」

車が出てくるのが見えた。しかし、スモークが貼られている。

「なによ!これじゃ顔がぜんぜんわからないじゃないの!どうするのよ、予想できたでしょ!」
「どうするって言われても……」

女性の剣幕にオロオロするばかりのクルー。と、そのまえを猛スピードで自転車が突進してきた。綾だ。彼女は気づかない。

「あ、あの子あぶない!ぶつかる!」
「あっ!」

通りへ出てきた車に気づき、綾は急ブレーキをかけた。車のバンパーにどすん、とぶつかりながら自転車が止まった。運転していた秘書、ドアをあけて出てくる。

「だいじょうぶですか?!」
「は、はい…それより、すみません、車に傷が……」

女性はその光景を見逃さなかった。

「チャンスよ!飛び出すわよ!」

いっせいにそとへ飛び出すテレビクルーたち。開いた運転席のドアから、マイクをもった女性とカメラがまわりこんだ。

「相原大臣、相原大臣!ちょっとお話をうかがいたいんですが!」

開いたドアの後部座席でぎょっとしている、相原とT組長。

「な、なんだっ?!」

女性レポーターがにんまりした。そのとなりで綾はわけがわからず、ぽかんとしているばかりであった。いったいこの人達はなに?それより私、急がなくちゃ…。


2017-07-13 17:50 Permalink