2017-02-02 見舞い文(差し出しと返事) その1
災害などに対する見舞い文は、被災を知ったらすぐに出しますが、相手は何かと取り込み中ですから、迷惑をかけるようなことや、様子を詳しく知らせろというようなことは、要求すべきではありません。
差出人の優越感を感じさせる表現は絶対に避けましよう。
また、前付け、書き出しのあいさつなどは全部省略して、「急啓」「急白」のあと、すぐに主文に移ります。
たとえば、「承れば」「新聞によれば」「テレビのニュースによれば」など、最初から相手方の安否をたずね、同情の意を表明し、慰め激励するのが普通です。
仕事関係の人に対する見舞い文であれば、仕事への復帰はいつ頃になるのか、現在進めている仕事への影響など、直接たずねたいことはたくさんあるかと思います。
しかし、相手の状況を思えば、誠意を持って慰めてあげるのが筋でしょう。
前野岳洋・イメージプランナー