2018-04-03 「結納 女性宅で その2」
確認が済んだら、続いて女性側からの結納品を納めます。
床の間に飾ってあった結納品をさげて、仲人の前に置きます。
父親
「しるしばかりの当方の結納でございます。
目録どおり取り揃えましたので、お改めの上、鈴木康夫様に取り次ぎのほど、よろしくお願い申し上げます。」
仲人
「かしこまりました。
たしかにお預かりし、鈴木康夫様にお届けいたします。」
以上で結納は納められたことになります。
女性側は結納品の受書を用意します。
男性側で用意したものに署名するだけの場合もあります。
また、受書は結納を受け取ったときに差し出してもかまいませんが、正式には広蓋に和合紙を敷き、受書をのせ、末広も添えたものを差し出して口上を述べます。
父親
「ただいまお受けいたしましたご結納の受書でございます。
どうかよろしくお届けくださいますようお願い申し上げます。」
仲人は受書を改め、「たしかにお預かりいたしました。」といって納めます。
これから仲人は受書と結納を持って、男性宅へ向かいます。
大橋直久(ヒーリング講師)